リーディングドラマ「女三の宮 源氏物語・若菜より」


出演者から
・女房たちが噂し揶揄し語ることで、男と女のつらく悲しい物語をより深く伝えられればと思い、練習を重ねました。(志村)
・「心のうちのすさまじきかな」と詠じた紫式部は、栄華を極めた男と突き落とし、きらびやかな王朝世界を崩壊させた。宿世に翻弄される人々。彼等はどこに平安な魂の居場所を見つけることができるのか。(名越)


・この世はままならぬことばかり。私に何ができる? 祈るのみ。(中村)
・声の会、初参加です。ひと言の表現にも「語っているか! 心に伝わるか!」と問われる日々でした。今に通じる”生きる”が伝わりますように・・・。〈関根)


・源氏物語の世界へどうぞ! 軽やかに、またしんみりと女房を演じることができたら嬉しい。(池田)
・二回目の公演の参加です。チケットを渡すたび身の引き締まる思いを味わっています。大切な時間、大切なお金、そして遠くまで足を運んでくださることに・・・。(下重)


・マザコン光源氏とストーカー柏木。愛の執着が女君たちの人生を変えていく。紫の上、女三の宮のこれからは? (金子)
・源氏というと、ただのプレーボーイだと思っている方が多い。しかし、違うのです・・・。その訳をこれから語ります。お聞きくださいませ。(大木)


・千年前の物語が今によみがえる? どうなるのかと思いましたが、練習を重ねているうちに、恋に喜び恋に悩む、昔も今も人の心は変わらないものだと・・・。身近に思えてきました。(大場)
・六条御息所の深い悲しみを感じることができるのだろうか。そして、そのやさしを表現できるのだろうか。公演に参加するということは自己を耕す作業を繰り返すことなのかもしれません。(瀧川)






プロフィール
三宅悠太(作曲)
東京藝術大学作曲科卒業、同大学院修了。第16回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位。第79回日本音楽コンクール作曲部門第1位。現在桐朋学園大学および都立総合芸術高校非常勤講師。東京藝大助手。
依光正憲(美術)
東京学芸大学美術科卒業後、東京の小学校に37年勤務。その間、現代美術社教科書、他、美術教育関係の編著多数。現在、八ヶ岳に念願の工房をつくり、作品制作に励んでいる。
中島裕康(筝・三味線)
生田流筝曲、地唄三味線を樋口雅礼瑤、浜根由香の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校を経て、同大学邦楽科を卒業。大学卒業時には皇居桃華楽堂にて御前演奏。時代に流されない筝音楽の真価を追求する。
増本竜二(フルート)
東京藝術大学卒業後、渡欧。パリ国立音楽院への交換留学を経て、ジュネーブ音楽院、ストラスプール音楽院、パリ私立音楽院修了。現代音楽演奏コンクール競楽VIII第一位・聴衆賞。日本フルートコンベンションコンクール・ピッコロ部門第二位。日本フルートコンクール第三位・オーディエンス賞。朝日現代音楽賞・松方音楽賞奨励賞。

柏木
光源氏の親友、頭の中将(太政大臣に出世している)の長男。
六条御息所
光源氏が若かった時の恋人。嫉妬の強さゆえ、他の女性に物の怪として取り憑いたとされるが、紫の上が危篤に陥った際も現われた。
小侍従
女三の宮の乳母の娘。その乳母の姉が柏木の乳母ゆえ、柏木とも近く、ついそっと女三の宮の御座所に柏木を導いてしまう。


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