リーディングドラマ「銀河鉄道の夜」


出演者から

・大震災のあの日、銀河鉄道の車内はりんごを食べる沢山の旅人で溢れたことでしょう。ピアノやチェロの響きと共に、みちのくに私たちの声を届かせたい。亡き人々への鎮魂の思いを込めて演じたいと思います。(名越初音)




・「からだにちょうど合うほど稼いでいるくらいいいことはありませんな」という鳥捕りの言葉が好きです。でも、ちょっぴり背伸びしてみようかな・・・と少しずつ欲が出てきました。(志村俊江)
・この作品に取り組んだ時は、3月11日の震災のこと考えてもいませんでした。生と死の背中合わせ、今回の震災と重なると思います。この作品の一番キラキラ感を表さねばなりません。読み表し心動かすことができるか。(岩渕久美子)




・初めての朗読劇、緊張感でいっぱいです。私の担当する、摩訶不思議な事を、聞いてくださる方々に伝えられたら、幸せです。(池田桂子)
・声の会七回目公演、毎回日常とは違う独特の世界に浸ることができる。今回は宮沢賢治の、清らかで、ユーモラスで、悲しい物語を楽しみたい。(黒澤道子)




・日々の生活におわれて、夜空を見上げる事も少ない私です。皆様も銀河鉄道に乗って、一緒に幻想の世界を旅しませんか。(大場淑子)
・ジョバンニの切符は悲しみとあこがれの結晶・・・。(中村淳子)




・「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」ーーー若い日に出会った賢治の言葉。そのまっとうさ・厳しさ。今、『銀河鉄道の夜』に深く没入して、改めて賢治の思いを胸に刻んでいる。(田中勝義)









プロフィール

三宅悠太(作曲・ピアノ)
東京芸術大学作曲科卒業、同大学院修了。第16回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位。第79回日本音楽コンクール作曲部門第1位。現在東京芸大および聖心女子大各助手。都立芸術高校非常勤講師。

松本恒瑛(チェロ)
東京音楽大学、同大学院修了。日本クラシック音楽コンクール3位。横浜国際音楽コンクール室内楽部門入賞。現在、オーケストラの客演奏者、スタジオ等で演奏している。

依光正憲(美術)
東京学芸大学美術科卒業後、東京の小学校に37年勤務。その間、現代美術社教科書、他、美術教育関係の編著多数。現在、八ヶ岳に念願の工房をつくり、作品制作に励んでいる。



空の穴、石炭袋
暗黒星雲のこと。賢治の時代、銀河の穴や空隙と考えられていた。
ケンタウルス祭
ケンタウルス座にちなんだ賢治の造語。当時の花巻周辺では、七夕の夜、からすうりのあかりを川に流しに行く風習があったという。
夜の軽便鉄道
賢治の時代、花巻から遠野、釜石方面にぬける軽便鉄道があった。現在の釜石線。


前へ 


| トップページ | 規約 | 活動記録 | 例会日誌 | リーディングドラマ | 星の王子さま | ギリシャの男たちトロイアの女たち |
inserted by FC2 system