☆例会日誌 −2007年7月−

7月8日
於・上木崎公民館 体育室 13:00〜17:00

   1.体ほぐしと発声練習 13:00〜13:20

   2.練習 シーン@のキャスティングの発表後、読みの練習
         シーンDのてい13の読み(Nさん早退のため)
         シーンA〜B〜C 部分的にピックアップしながら読み練習

   ※休憩 14:55〜15:15
      ・15日16日の合宿についての連絡
      ・10月の市民活動サポートセンターの
       オープニングイベントへの参加申込について
         10月13日(土)20日(土)のいずれもの午後、
         多目的ホールで三宅さんのピアノ演奏を中心とした 
         パフォーマンスで参加予定

   3.後半の練習 15:15〜17:00
        シーンC〜E ていを中心に読みの練習
          声を大きく! 今の十倍出すこと!
          テンポ、リズムを考えて読むこと
                                               (N 記)

7月15日(日)16日(休) 「声の会」初合宿 その半私的報告  報告者 田中勝義
●ところ埼玉県民活動総合センター

●内容
  ※練習・1 15日 10:30〜12:30  於・セミナー室
   「台風接近中の悪天候にもかかわらず、皆さん参加してくれて嬉しい!」
   演出浅川さんの感激の弁からスタート。
   「のどを痛めた」というものの、いたって元気。
   まず、『流れる星は生きている』のテキストの若干の改変。
   続いて、動きをつけながら、(あるいは自由に歩きながら)朗読する。
   ・プロローグ「てい」が次々に代わってゆくことの視覚的処理
   ・P11の「話し合い」の表現
   ・歌「流れる星は生きている」の時の立ち位置
   ・人形の扱い 等々
   「ていの入れ替わりは素早く。無意味な歩きをするな。
    動きに必然性がほしい。舞台のセンターをポッカリあけるな」
   と浅川さん。少し声がかすれ始める。

  ※練習・2 13:30〜17:00 於・セミナー室
   1の続き。
   ・「子ども」に見立てた人形の処理
   ・P37の地図を見る場面
   ・P43の出発と行進(舞台上を蛇行して歩く)
   ・エピローグ 等々
   「不自然な間が多いと緊迫感がそがれる。想像力を広げる。
   舞台空間をいっぱいに使う」と、浅川さん、声を振り絞る。
   痛々しいが、気迫が伝わってきて、みんなも引き締まる。

 ※夕食あるいは宴 18:30〜20:00 於・館内レストラン
   食後、一人ずつトーク。
   ゴールドシアターの芝居の論評、映画批評、自己の活動の前宣伝、
   近況報告、病状報告、入り乱れて和気藹々。
   さすが「声の会」! 浅川さん、声を立てずに笑う。

 ※酒宴あるいは清談 20:30〜22:00 於・309号室
   能村さん持参のサワーを頂きつつ、談論風発。
   話はやはり「流れる星・・・」に。
   野辺さんが制作してくれた『上演に向けての話し合い6・24』
   の記録を踏まえつつ。
   「自主的にこういう記録を作ってくるこの姿勢が大事なのよねぇ」
   と浅川さんが出ない声で言う。
   制作中村さんから『流れる星』通信3号も配られる。
   Tさんの静かな言葉が耳に残る。
   「満州から引き揚げてきたとき8歳でした。
    私たちは『てい』さんたちとは違って南下ではなく北へ逃れたので、
    比較的にあまり辛い目には遭っていませんが、
    それでも口に出して言えないことはあります」
   体験のレベルの差があり、認識のレベルの差があり、
   「それぞれの引き揚げ体験」がある。
   ちょうど「それぞれの8・15」があるように。
   問われているのはここでもぼくたちの(ぼくの)人間としての想像力なのだ、
   そう感じながらぼくは話に耳を傾けていた。
   「ああ、夜も練習やりたかったよねぇ」
   元気印の木村さんが言い放った。

 ※練習3・16日 9:00〜12:00 於・セミナー室
   <朗読発表会>
    田中      三吉 保   「窓を開ける!」
    鬼久保    伊坂幸太郎 「腹の立つ話」
    中村・能村  小泉 八雲   「停車場にて」
   「それぞれの個性や持ち味が出て、とても面白かった」
   と瀧川さん、野辺さんの感想。

   午後の通しのために、シーン6から返し。
   動きをつけたことによって自分の中に、「その日そのとき」の
   状況・空気・人間関係・情感・痛覚までが浮かんでくる。

 ※練習・4 13:00〜15:30 於セミナー室
   音楽の三宅悠太さん、美術の依光正憲さんが見守る中、初の通し稽古。
   「台本を読ませて頂いたときに受けた感動が、
    立体的・視覚的な表現によって伝わってきた」と三宅さん。
   「何回かジーンときた。美術をどうするかを考えながら見た。
    まだ具体的にはわからないが、多くの示唆を得た」と依光さん。
   優しい言葉の中に、お二人の熱意が感じられるコメントだった。

   浅川さんの声はすっかりつぶれていた。体調も万全ではなかったろうに、
   それでも火を噴く速射砲のような熱意あふれる、アクション入りのダメ出しが続いた。
   「マシンガン淺川」「火の玉安子」等と密かにネーミングを心に浮かべながら、
   ぼくはこの人の情熱と誠実の分量に感じ入った。

   こうして2日間、寝食を共にして、わが「流れる星疎開団」は南下を開始した。
   合宿で得た親しみや共感や、他者への関心や心遣いを、
   どれだけ「団として」高めつつ、想像力の翼を広げられるか。
   あと4ヶ月、「いざというとき助け合う心のつながり」(台本P30)を作り上げられるのか。
   そのことが問われている。
   ともあれ私たちは「螺旋状のもの」(淺川さんの好きな言葉)を
   一歩上がったことだけは、間違いない。

                                               

7月22日
於・上木崎公民館 1F和室 13:00〜17:00

  1.ストレッチ
    畳の上に寝て、力を抜く練習
    早口言葉 「ひげ」3行分くらいを一息で言えるように

  2.練習
    一人一人が1塊分を朗読する
    初めての合宿を経験して一週間
    確実にステップアップした人もあり、やる気を感じるなぁ

    何箇所かあるトラブルの場面を、「意地悪な人」という表現の仕方にしたくない
    ギリギリの状況の中の、切実さから出る言葉にしたい

  ※手作りのおやつ等を持ち寄ってくれる人が多く、休憩時間も嬉しい!
    合宿中の様子をさっそくまとめて配布してもらう
    台風接近中に、急遽Nさんのご自宅まで迎えに行ってくれたKさん
    皆さん、自主的に気持ちよくしてくださる心意気が素晴らしい!

    気候が不順のせいか、体調を崩しがちです
    気をつけて過ごしましょう


                                               (K 記)

7月29日
於・上木崎公民館 体育室 13:00〜17:00

 1.ストレッチ  
    植物や、動物になったつもりになり身体で表現・・・なかなか自己解放できず難しい  
    発声練習 拍子のよい尻取り・・・語尾を強くリズム感良く  
            ひげ、Go、長すぎるセリフ・・・息を長く続けて

 2.前半  シーン1〜シーン3立ち稽古
          かなり細かいところまで、動きの指示    
          早く言ってしまう所と、ゆっくり間を空けるところなど良く考えて  
   後半  シーン3まで、出なかった人の稽古
-------------人物像を自分なりにしっかりとらえて朗読する

 ※連絡  10月20日浦和駅東口パルコにて
       3時より音楽室(60席)で30分くらい予告編として発表予定
       (原則全員参加だが都合の悪い人は申し出ること)  
       9月29日下見

 ※感想  合宿を経験したせいか、
       「にごりえ」の時よりも早い時期に細かい指示が飛んでいるように思える。


                                                (T 記)



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