☆例会日誌 −2009年4月−

4月1日 埼玉新聞に《声の会》の記事が掲載されました

 2009年4月1日(水)

太宰作品声に出そう さいたま「声の会」4日に朗読劇を上演

 
公演も間近、練習にも熱がこもる=浦和区の上木崎公民館

  今年は太宰治生誕百年。さいたま市の朗読の市民グループ「声の会」(浅川安子代表)は四日、太宰の原作をリーディングドラマにした「ヴィヨンの妻でございます」を同市中央区の彩の国さいたま芸術劇場小ホールで上演する。二十代から六十代の十七人のメンバーは、上木崎公民館で練習を重ね本番を迎える。

 リーディングドラマは、朗読に美術や生演奏、照明、動きなど演劇的要素を取り入れる。同グループは二〇〇二年、声を出して読みあうことを楽しもうと発足。〇四年の自主公演以来、さまざまな作品をリーディングドラマ化し、好評を得ている。

 今回の「ヴィヨンの妻…」は、戦後の混乱期を背景に放蕩(ほうとう)で身を持ち崩した詩人の妻がたくましく生きる姿を描いた太宰の「ヴィヨンの妻」がベース。構成と演出を手がけた浅川さんが、これにお金にまつわる人間模様の「新釈諸国噺・赤い太鼓」(太宰)を組み合わせて語りのドラマにした。生演奏はピアノとクラリネットで、コラボレーションで入れる。

 浅川さんは「太宰の作品は読めば読むほど、その言葉の勢いに魅せられる。もっと声に出して語られてよい作家だと思う」と話している。

 昼の部は午後一時から、夜の部は同六時から開演。全席自由で入場料千円。要予約。



                                              

4月3日(金) ゲネプロ               (O 記)    
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
 9:00 集合 とりあえずみんな元気!
 9:15 舞台設営へ
10:55 小音楽室でピアノ・クラリ合わせ
11:35 食・着替え
12:30 通し、照明合わせ
17:50 休・夕食
18:20 通し始める
20:00 終了

ダメだし
  • Oさんのメガネ
  • コメ問題話が流れるように
  • コロスの声が出てない
  • Yさんの顔振りなし
  • 「以上」大きく
  • 「お金」絶叫、「おかえりなさいまし」客に語る
  • 「みこまれてしまったのです」しみじみ言わない
  • 「むかし私は?」 「まぁなんという」 Tさん定位置に早く着いて良い
  • 「五六日、ゆうわくしないで〜」間髪入れずに、「跡継ぎ」さらっと
  • 「もういいのだ」テンション上げる
  • 肌感覚で生きている妻、不自然さ、突拍子抜けている
  • 「神問題」低音、地に這うような哲学を語る
  • 「手に入れられた」後の動きはノロノロと
  • 妻たちが出てきて夫を見る、思いは伝える、止まって
  • 「のり」問題、再度再燃、後者は大きな声でのりづけること
※明日は本番! 
 今日はよく寝てね!

4月4日(土)                      (T 記)
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール

 9:00 集合 天気晴朗! 花見に客を取られるか?
 9:40〜11:30 リハーサル
    トチリも多かったが、これで厄落としと開き直る。
    気合は十分。心はシーンと澄んで。
11:30〜12:00 プログラム修正作業。皆でやればコワクない!
12:00〜12:45 休憩・昼食
    「エイエイオー!」などという古風な雄叫びでイザ出陣!
13:00〜14:40 昼の部公演。 客席はぎっしり満員。
    「しかし、今日は良い天気だ」「薄化粧」「小坊主ひとり」などに笑いが出て嬉しい。
    「情感が伝わってきて、良い出来」と演出から。
    「でも、台本に時々目を落とさないと、詰まりますよ」とクギ。
15:00〜17:00 休憩
18:00〜19:40 夜の部公演
    今日3回目ということもあって落ち着いた流れ。
    これがラストと思うと、セリフ一つ一つが愛しい。
    (でも、ノーミスとはいかなかった)
    温かい拍手が来た。
20:00〜20:30 リノリウムはがしなど、舞台とお別れ。
20:30〜22:00 打ち上げ
  • 音楽の三宅さん 「母のことを思いながら見ていました。女としての母の人生に重ねながら」にジーン
  • 舞台監督の白神さん 「自分の歩いた人生の重みが声の深さとなって現れたような声を模索して欲しい」
  • 演出の浅川さん 「夜の部はテンションが各段に低かったのが残念。声の会の課題が色々見えてきた。これまで以上に愚直に練習を重ねて行こう」と喝
  • 制作の中村さん 「あと20年は続けて行きたい」と元気いっぱい

長い一日が終わった。
祭りの後の淋しさは、苦い薬の味がする。
うまくいかなかったあれこれを「マイナスのカードを集める」ように思い返したり、「良かったよ」という励ましの言葉に癒されたりしながら、また「一場の夢」に向かって歩き出す・・・・・。

☆昼夜あわせて大勢の方々にご覧戴くことができました。
 アンケートに記された温かいメッセージが宝物のように残りました。
 ありがとうございました。

公演写真集  

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