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☆リーディングドラマ「智恵子の空は」」 | |
2013年11月2日(土) 彩の国さいたま芸術劇場小ホールにて 第9回《声の会》公演を上演しました。 構成・演出 浅川安子 出演者 25名 |
智恵子さん、ああ智恵子さん
私たちにとても近いような、そして遠いような、福島の女。
一生懸命生きたことは間違いないけれど、
一生の中で味わった高揚感と絶望感との振幅は
凡百の想像を超えている。
≪声の会≫はずうっと一人の女性がどう生きたかを追ってきました。
(まあ、男性陣が少なかったためでもあるのだkれど。)
そして今回、堅い、固い、硬い智恵子という岩にぶつかって、
ふう、ふう、ふう。
どうか、この舞台から、たくさんの思考がとびはねますように。
そして、どんなことをお考えになったか、そっと教えて下さることを。
構成・演出 浅川
出演者から ・「東京には空がない・・・」くらいしか知らなかった高村智恵子の人生の朗読劇で表現する。私は、高村光太郎の六分の一とその他を朗読する。智恵子が生きて死んでいった軌跡がいくらかでもわかってもらえれば。 (岡本清) |
・智恵子さん、貴女の決断力と積極性を、私に分けてください! (長) ・智恵子さん〜 あなたは自由よ 長沼でも高村でもない智恵子さん 絵が好きで光太郎さんが大好きな智恵子さん あなたは解き放たれたのよ どこにでも好きなところへ翔んでいって〜 (鬼久保) |
・なにげなく知っていた詩集『千恵子抄』の後ろに、こんなたくさんの”声”が隠れていたとは・・・。 練習を重ねるごとに、ひとつひとつの言葉に言葉が重なっていくのを感じました。 (関根洋子) ・東北生まれの私は、アクセントに悩まされている。同じ福島の智恵子は、どうだったろうか? ふっと智恵子も見たであろう空を見る。「頑張るしかない」そんな声が聞こえてきそうな空だ。 (下重) |
・チラシから僕は津波と放射能に翻弄されるレモンを見る。智恵子の「本当の空」と「ふるさと」はどうなっている? 智恵子の紙絵を見た。先月、千葉の美術館で見た。美しい色彩! 「羊羹」と「匙」に圧倒された。 (塗矢) ・芸術家でもない。芸術家の妻でもない。裕福な酒造家の娘でもない。ただのなんにも持たない一人の女として生きていく。そんな道もきっとあったのにに・・・。 (廣瀬) |
・「芸術には絶対の自由がある」という光太郎の言葉に励まされ、女流画家としての道を歩こうとした智恵子。転ぶのも覚悟で古い因習と闘った智恵子。痛ましい最期を迎えた彼女に、稽古を重ねるごとにおとおしさが増した。 (野辺) |
・高村光太郎、智恵子の名前だけ知っていた私が、二人のラブシーンを演じることになるとは。「・・・私も移りますわ。」に、智恵子の恋心を込められるでしょうか。ぜひ聞いてみてくださいね。 (大木) ・贅沢のひとこと! 演出家の愛した衣装で田村俊子を演じられる幸せ。熱心な指導の下、本日を迎え感謝。皆様には先輩の熱演と美しき日本語でお・も・て・な・し。初参加の私、頑張るのみです。 (中島) |
・智恵子さ〜ん、貴女は幸せな生涯でしたよね。自分の思うままに生き通した。あの時代の女性は、自分が思うようにいかないことが多かった。この人にと思いを寄せ、貫き通し、看取られた。智恵子さ〜ん。 (岩渕) ・楽しいことも苦しいこともあった練習でした。振り返ると今までとは違った自分を探すための旅だったように思います。初参加ですが旅のゴールの『本番』でどんな自分に出会えるか楽しみです。 (岡本薫) |
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