リーディングドラマ「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」


出演者から
・神様、仏様、お地蔵様、家族の苦を、自分の苦を、はたまた世界の苦を抜いてやってください。なんと身勝手な願いであるが、これで苦が抜けるならばと、その場はホッとする。理解してやってください。(奥崎修)


・娘であり、母であり、妻であり、そしてワタシである私。どげはそうそうたやすくは抜けないけれど、なつかしい私だけの痛みを抱いて四苦八苦しながら、「生きてる!」って叫びます。これからもずっと。(設楽美穂)
・比呂美さんは、大切な人のために、自分の時間をいっぱい使う。それって、愛、だよね。(中村淳子)


・ドラマの中で『地蔵和讃』を読む。賽の河原で石を積む幼子、それを崩し親の嘆きを伝える鬼、裳の内に掻き入れる地蔵菩薩、・・そういえば家の近く、自動車の激しく行きかう道角に小さなお地蔵さまが居ます。(関根洋子)


・気軽に歩いていた巣鴨のとげ抜き地蔵の賑わいの中に、「老女たちの半生はいちいち聞かずとも知れました。そこにはおびただしい絶望が、あったはずです」と伊藤比呂美。人生の苦が伝わるように語れるだろうか。(野辺明子)


・娘であるべきか? 妻であるべきか? はたまた 母であるべきか? それが問題だ! 否、選べないことが問題なんだ! だから棘が刺さる。だからお地蔵さんにすがる。信じる者は救われるから。(廣瀬裕子)


・人生何が起きるか分らない。ひとそれぞれに苦は必ずある。その苦と向き合いどう乗り越えていくか・・・(村田里美)


・声の会公演ついに10回目。人前で話をするのも苦手な私がすべての舞台に立てたなんて!
伊藤比呂美さんに負けない図々しさで、毎回チラシを配り大勢の方に見に来ていただきました。感謝感謝です。(黒澤道子)


プロフィール

三宅悠太
(作曲)
東京藝術大学作曲科卒業、同大学院修了。第16回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位。第79回日本音楽コンクール作曲部門第1位。現在桐朋学園大学および都立総合芸術高校非常勤講師。

田中拓也(サキソフォン)
東京芸術音楽学部および同大学院修了。第25回日本管打楽器コンクール1位、並びに特別大賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞。ソリストとして、梅田俊明指揮日本フィルハーモニー交響楽団、ジョルト・ナジ指揮芸大フィルハーモニーと共演。洗足学園音楽大学非常勤講師。ブルーオーロラサクソフォンカルテット アルト奏者。
依光正憲(美術)
東京学芸大学美術科卒業後、東京の小学校に37年勤務。その間、現代美術社教科書、他、美術教育関係の編著多数。現在、八ヶ岳に念願の工房をつくり、作品制作に励んでいる。


私は信じる、ごはんのひとつぶひとつぶに宿る精霊を、
私は信じる、人の善意を、犬の善意を、
私は信じる、煙を、
私は信じる「とげ抜き」の「身がわり」を、
自分は、この巨大な存在とひとつになり、ちらばった、みじんの存在であると。


前へ


| トップページ | 規約 | 活動記録 | 例会日誌 | リーディングドラマ | 星の王子さま | ギリシャの男たちトロイアの女たち |
inserted by FC2 system